頸椎症性神経根症
首の椎間板が加齢などにより変形することによって、脊髄から分かれた「神経根」(神経の根本)が圧迫されたり刺激されたりして痛みが起こる疾患です。中高年者に多く、肩から腕にかけての痛みが生じます。痛みは軽いものから耐えがたいものまで、その程度は様々です。一般に頸椎を後ろへ反らすと痛みが強まりますので、上方を見たり、うがいをしたりの動作が行いづらくなります。
頸椎椎間板ヘルニア
人間の背(脊椎)は26個の骨が積み木のように重なって構成されていますが、背骨と背骨をつなぎ、またクッションの役目を果たしているのが「椎間板」です。一部の椎間板が本来の位置から飛び出して神経を圧迫し、腰や足に激しい痛みやしびれをもたらしている状態のことを椎間板ヘルニアと言います。そして頸椎の椎間板に生じたヘルニアが頸椎椎間板ヘルニアというわけです。